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ガス可とう管接続工事監督者の取り方|受講から修了証取得までの全手順
ガス可とう管接続工事監督者はJIA主催の1日講習で取得できる民間資格。受講料15,400円(税込・2026年4月以降)。都市ガスの強化ガスホース・金属可とう管を使ったガス機器接続工事の監督者になれる。先着順申込みで修了証は当日〜数週間で発行。5年ごとの更新講習が必要。
この記事でわかること
- ガス可とう管接続工事監督者がどんな工事に必要な資格か
- 受講料:15,400円(税込)(2026年4月以降)で取得できる1日講習の全容
- JIAへの申込方法・当日の流れ・修了証の受け取りまで
- 都市ガスとLPガスで必要な資格が違う点と、プロパンガス工事との使い分け
- 修了後に義務付けられる表示ラベル貼付と5年ごとの更新講習
- よくある失敗パターンと対処法6選
ガス可とう管接続工事監督者資格の申し込み先・費用・講習日程(結論)
検索でよく調べられている「申し込み先」「費用」「日程」をまず端的にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申し込み先 | JIA(一般財団法人日本ガス機器検査協会)公式マイページ(www.jia-page.or.jp) |
| 受講料 | 15,400円(税込)(2026年4月以降) |
| 講習時間 | 約6時間(1日) |
| 修了証発行 | 受講当日〜数週間以内 |
| 有効期限 | 5年間(更新講習あり) |
| 申込期限 | 開催日の14日前まで |
申し込み方法の要点 Web申込はJIA公式マイページのみ(電話・メール受付なし)。都市部・土曜開催は定員が数時間で埋まるため、受付開始日時を事前に確認してすぐ申し込むことを推奨します。
全国の講習日程はJIA公式サイトのトップページで随時更新されています。会場は東京・大阪・名古屋・福岡など主要都市で開催(年間50〜70回程度)。
詳しい申し込み手順・書類一覧・当日の流れは以下で解説します。
ガス可とう管接続工事監督者が必要なケース
どんな工事に必要か
ガス可とう管接続工事監督者は、強化ガスホースまたは金属可とう管を使って都市ガスのガス機器とガス栓を接続する工事を行う際に、監督者として携わるために必要な資格です。
具体的には以下の機器の接続工事が対象です:
| 接続具の種類 | 対象機器(設置場所) |
|---|---|
| 強化ガスホース(9.5〜25mm) | レンジ・コンロ・ストーブ等(屋内) |
| 金属可とう管(1/2〜1B) | ふろがま・給湯器・業務用厨房機器等(屋内外) |
必要ない(対象外)のケース
- **LPガス(プロパンガス)**の接続工事 → 液化石油ガス設備士(国家資格)が必要
- ガス管本体の配管工事 → 別途ガス工事の資格・届出が必要
- 機器接続ガス栓のフレキ配管側の工事 → 本資格では対応不可
重要 本資格の対象は都市ガスのみです。プロパンガス(LPガス)の強化ガスホース・金属可とう管の接続には、液化石油ガス設備士(国家資格)の保有者が必要です。LP・都市ガスを両方扱う事業者は必ず確認してください。
資格が必要な背景
平成9年(1997年)5月1日以降、ふろがまや瞬間湯沸器のガス取入部のゴム管口(ホースエンド)構造が廃止され、ねじ接続または迅速継手への移行が進みました。接続部の保安水準向上を目的として、JIAが「ガス可とう管接続工事監督者」制度を自主的に運営しています。
ガス可とう管工事が関係する業種ページ
受講前に確認:都市ガス限定・LPガスは別資格
都市ガスとLPガスで必要資格が異なる
本資格(ガス可とう管接続工事監督者)が有効なのは都市ガスの接続工事のみです。
| ガスの種類 | 必要な資格 |
|---|---|
| 都市ガス(天然ガス) | ガス可とう管接続工事監督者(民間資格・JIA) |
| LPガス(プロパンガス) | 液化石油ガス設備士(国家資格) |
注意 同じ「強化ガスホース」でも、都市ガス用とLPガス用では形状・規格が異なります。誤った接続具を使用するとガス漏れの原因になります。
機器接続ガス栓の「フレキ配管側」はできない
本資格では、機器接続ガス栓は「機器との接続のみ」対応可能です。フレキ配管側の工事を行うことはできません。工事範囲について事前に確認しておきましょう。

申請前の準備
受講資格の確認
この講習はどなたでも受講可能です。年齢制限・実務経験・前提資格などの受講資格は設けられていません。ガス販売店・リフォーム店・工務店・設備工事業者の従業員から、個人でガス機器の接続を学びたい方まで幅広く受講できます。
ポイント 実務経験がなくても受講・修了できます。ただし、講習で習得した知識と技能を現場で適切に活用するためには、ガス設備に関する基礎知識があると理解が深まります。
JIAマイページの作成
申込みはJIA公式サイト(jia-page.or.jp)のマイページから行います。初回受講の方はまずマイページの新規登録(無料)が必要です。
- 必要情報:氏名・住所・メールアドレス・所属事業者名(個人の場合は「個人」と記入)
- 登録後、受講日程の空き状況が確認できるようになります
開催日程・開催地の確認
2026年度の日程は2026年4月8日(水)に公開されました。講習は全国各地で開催されており、希望エリアの開催地を選択して申込みます。
- 2026年6月〜9月分の申込受付:2026年4月23日(木)午前10時〜
- 2026年10月以降の日程:2026年8月頃に申込受付開始予定
- 申込みは先着順のため、人気の日程・会場は早期に満席になります
受講申し込みの実践ガイド
JIA公式マイページから申し込む
受講申込みはすべてJIA公式サイト(www.jia-page.or.jp)のマイページから行います。電話・メールでの受付は行っていません(複数名の一括申込はFAX可)。
Web申込の手順:
- JIAマイページにログイン(初回は無料会員登録が必要)
- 「講習・書籍 > ガス可とう管接続工事監督者」から希望日程・会場を選択
- 「仮申込」ボタンをクリック → 申込完了メールが届く
- 入金期日までに受講料(15,400円・税込)を指定方法で支払い
- マイページのステータスが「本申込」に変わったことを確認
申込期限と早め申込の重要性
各開催日の14日前が申込期限です。14日前以降のキャンセルは受講料の返金ができません。
重要 土曜日・都市部会場は受付開始後数時間で定員に達することがあります。JIA公式サイトのトップページで受付開始日時を確認し、開始と同時に申し込むことを強くお勧めします。第1希望・第2希望の日程をあらかじめ決めておくと万全です。
複数名をまとめて申し込む場合(事業者向け)
ガス販売店・設備工事会社が複数の従業員に受講させる場合は、FAXによる一括申込が利用できます。JIA公式サイトからFAX申込書をダウンロードし、氏名・所属・希望日程等を記入して送付します。オンラインで1名ずつ申込む手間を省けるため、3名以上の場合はFAX申込が便利です。
当日の持ち物・受講票の確認
受講前に準備するもの
- 受講票:マイページからダウンロードして印刷、またはスマートフォンで画面表示
- 実施要領:マイページで確認(会場地図・集合時間・持ち物一覧が記載)
- 筆記用具:講習中のメモ用
- 受講料の支払い確認:マイページで「本申込」に変わっていることを事前確認
重要 受講料の支払いが期日までに確認されないと本申込が成立しません。申込後は必ずマイページで「本申込」ステータスになっているか確認してください。
申込みのよくあるミス
入金期日を過ぎると申込キャンセルになる
受講料の支払いには期日が設定されています。申込後は「仮申込」状態のため、入金期日までに支払いを完了しないと自動的にキャンセルとなります。申込後すぐに入金するか、期日を手帳・カレンダーに記録してください。
定員に達した日程は申込不可
人気の日程(土曜日・都市部開催)は申込受付開始直後に満席になることがあります。受付開始日時を事前に確認し、開始と同時に申込むことをお勧めします。JIA公式サイトでは「取り消し線のある日程は定員に達した」と表示されます。
対策 第1希望・第2希望・第3希望の日程を事前に決めておき、第1希望が満席でも即座に第2希望に切り替えられるように準備しておきましょう。

申込みから修了証取得までの流れ
STEP 1:JIAマイページで日程を選んで申込み(受付開始日に実施)
JIA公式サイト(jia-page.or.jp)のマイページにログインし、希望する開催日・開催地を選択して申込みを行います。申込み直後は「仮申込」状態になります。
STEP 2:受講料を期日までに支払い(目安:申込後1〜2週間以内)
受講料15,400円(税込)(2026年4月以降)を指定の方法で支払います。支払い方法はJIAマイページの指示に従ってください。入金が確認されるとマイページのステータスが「本申込」に変わります。
受講料変更: 2026年3月以前の開催分は12,300円(税込)でした。2026年4月以降の開催は15,400円(税込)です。
STEP 3:実施要領と受講票をマイページで確認(開催1〜2週間前)
本申込完了後、マイページで「実施要領」(会場地図・集合時間・持ち物一覧)と「受講票」が確認できるようになります。受講票は当日必ず持参(画面表示または印刷)してください。
STEP 4:講習会に参加(1日 / 10:00〜16:00)
当日は以下のスケジュールで進みます:
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 10:00〜10:05 | 開始・事務連絡 |
| 10:05〜10:35 | 概要編:ガス工事の施工区分・業務範囲・ガス機器設置 |
| 10:35〜11:45 | 一般知識:ガス一般知識・給排気・接続具・事故例 |
| 11:45〜12:45 | 昼食休憩 |
| 12:45〜13:15 | 施工要領編:ガス可とう管接続工事・施工要領 |
| 13:15〜15:30 | 実習編:現地加工強化ガスホースの作成実習 |
| 15:30〜15:55 | 自己診断テストと答え合わせ |
| 15:55〜16:00 | 終了 |
実習では実際にホースを加工する作業があります。動きやすい服装で参加することをお勧めします。
STEP 5:修了証の受け取りと監督者登録(当日〜数週間後)
講習を修了すると、JIAから全国共通の**「講習修了証」**が発行されます。修了者はJIAのデータベースに「ガス可とう管接続工事監督者」として登録されます。修了証は工事現場での携帯が求められる場合があります。
費用と審査期間のまとめ
| 項目 | 金額・日数 |
|---|---|
| 受講料(2026年4月以降) | 15,400円(税込) |
| 受講料(〜2026年3月) | 12,300円(税込) |
| 講習時間 | 約6時間(1日) |
| 修了証発行まで | 受講当日〜数週間以内 |
| 更新講習 | 5年ごと(有効期限の更新が必要) |
- 受験料の他の費用:交通費・宿泊費(会場が遠方の場合)
- 更新講習は「再講習」として申込む(2026年度は更新講習も実施)
- 事業者が複数の従業員に受講させる場合は、FAXでの一括申込も可能
費用の内訳と節約ポイント
受講料15,400円に含まれるもの
受講料15,400円(税込)(2026年4月以降)には以下が含まれています:
| 含まれるもの | 備考 |
|---|---|
| 講習受講費(約6時間) | メインの費用 |
| テキスト(施工要領書)代 | 当日会場で配布。別途購入不要 |
| 修了証発行手数料 | 受講当日〜数週間以内に発行 |
テキスト(施工要領書)は受講料に含まれており、別途購入する必要はありません。
受講料以外にかかる費用
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 交通費 | 会場までの実費(各自負担) |
| 宿泊費 | 遠方開催の場合のみ(各自負担) |
| 更新講習費 | 5年後に必要(詳細はJIA公式サイトで確認) |
地方在住の方が都市部の会場で受講する場合、交通費・宿泊費が加算されます。JIAは全国各地で開催しているため、最寄りの会場を選ぶことでコストを抑えられます。
更新講習(再講習)の費用
修了証の有効期限は5年間です。期限前に「再講習」として再度申込みが必要になります。更新講習の費用はJIA公式サイト(www.jia-page.or.jp)の最新情報をご確認ください(受講料変更の可能性があります)。
節約のポイント 事業者が複数名を受講させる場合は、同一日程・同一会場にまとめることで交通費を効率化できます。また、会場によっては近隣の駐車場を案内している場合もあるため、実施要領で確認しておくとよいでしょう。
ガス関連の許認可ページ


よくある失敗パターン6選
① 申込みを後回しにして希望日程が満席になる
特に土日や都市部の会場は申込受付開始後すぐに満席になります。受付開始日時を確認し、開始と同時に申込むのが鉄則です。
② LPガス工事に本資格を使おうとする
本資格は都市ガスの接続工事のみ有効です。プロパンガス(LPガス)の接続工事に使用できません。LPガスを扱う場合は別途**液化石油ガス設備士(国家資格)**が必要です。
③ 入金期日を忘れて仮申込がキャンセルになる
入金期日を過ぎると自動キャンセルになります。申込後すぐに入金するか、期日をリマインダーに設定してください。
④ 修了証を紛失して現場で困る
修了証は再発行できますが手続きが必要です。修了証は大切に保管し、コピーを取っておきましょう。JIAのデータベースで登録状況を確認できます。
⑤ 施工後に表示ラベルを貼り忘れる
ガス可とう管接続工事完了後、監督者はガス可とう管に表示ラベルを貼付する義務があります。ラベルは施工日・監督者名等を記録するもので、貼付を忘れると不適切な施工として問題になります。
⑥ 更新講習(5年ごと)を見過ごす
修了証には5年の有効期限があります。期限が切れると監督者として工事を行えなくなります。更新講習はJIA公式サイトで「再講習」として申込みます。期限3〜6ヶ月前には必ず確認しましょう。
関連する資格との違い
ガス工事に関連する資格は複数あります。自身の業務範囲に合った資格を確認しましょう。
| 資格名 | 種別 | 対象 | 実施機関 |
|---|---|---|---|
| ガス可とう管接続工事監督者 | 民間資格 | 都市ガスの可とう管接続 | JIA |
| ガス消費機器設置工事監督者 | 民間資格 | ガス消費機器全般の設置工事 | JIA |
| 液化石油ガス設備士 | 国家資格 | LPガスの配管・機器接続 | 都道府県 |
| ガス機器設置スペシャリスト(GSS) | 民間資格 | ガス機器設置の技術認定 | JIA |
参考 ガス消費機器設置工事監督者は、試験(国家試験ではなく講習+修了試験)を経て取得する資格です。ガス可とう管接続工事監督者より取得に時間がかかりますが、設置工事の監督業務範囲が広がります。
修了後の義務
表示ラベルの貼付義務
ガス可とう管接続工事を実施した監督者は、工事完了後にガス可とう管への表示ラベル貼付が義務付けられています。ラベルには施工日・監督者名等を記録します。
掲示義務 表示ラベルの貼付は施工証拠として重要です。点検・メンテナンス時に誰がいつ施工したか確認できるようにするためのものです。貼付を忘れると不適切施工とみなされる場合があります。
5年ごとの更新講習
ガス可とう管接続工事監督者の修了証には5年間の有効期限があります。引き続き監督者として工事を行うためには、期限前に更新講習(再講習)を受講する必要があります。
- 更新講習の内容:最新の施工要領・事故事例の学習(通常は半日程度)
- 申込方法:JIA公式サイトから「再講習」として申込む
- 費用:最新の受講料を確認(変更の可能性があります)
工事記録の保管
ガス機器の設置・交換工事を行った場合は、工事記録(施工日・機器型番・接続具の種類等)を保管しておくことが推奨されます。後日トラブルが発生した際の証拠になります。
まとめ
ガス可とう管接続工事監督者は、都市ガスのガス機器(ふろがま・給湯器・コンロ等)の接続工事に必要な民間資格です。
費用は15,400円(税込)(2026年4月以降)、取得は1日の講習会で完結します。どなたでも受講可能で、実務経験や前提資格は不要です。修了証は全国共通で発行され、JIAに監督者として登録されます。
申込みは先着順のため、JIA公式サイトで受付開始日を確認して早めに予約することが重要です。LPガス工事を行う場合は本資格では対応できず、液化石油ガス設備士(国家資格)が別途必要な点にも注意してください。
修了後は5年ごとの更新講習と、施工後のラベル貼付義務を忘れずに対応しましょう。
専門家への相談 ガス設備の許認可・届出(高圧ガス販売事業届出等)についてご不明な点があれば、行政書士に相談することで手続きの全体像を整理できます。初回相談は無料で対応している事務所も多いため、開業前の段階でも気軽にお問い合わせください。
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許認可ナビ編集部
行政書士・法務専門家と連携し、許認可・行政手続きの正確な情報を提供しています。掲載内容は官公庁の公式情報をもとに作成し、定期的に更新しています。
最終更新:2026年5月3日
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